医療の現場で活躍する精密機器

医療の発展と技術革新

精密機器の成り立ち

精密機器といわれるものは、日常生活の中で目にするものも含まれます。
腕時計やスマートフォンも、精密機器の一つ。
それでは、精密機器とはどんな物なのでしょう。
それは数百、多い場合には数万や数十万もの細かい部品が、寸分のズレもなく精巧に組み合わされ作り上げられた器具のことを言います。
また「機器」は「機械」と異なり、その動力として人の力を必要としていることを表しています。
「機械」の場合は、動力を電気や蒸気でまかなうので人の手を必要とせず、自力で仕事を完結する物のことを指します。
「精密機械」と「精密機器」の大きな違いは、この点です。
つまり「精密機器」とは、人の手で操作する道具(ツール)ということになります。

精密機器は大きさもさまざま

精密機器は生活の中や各産業・サービス・医療・研究の場など、本当にさまざまな分野で活躍しています。
身の回りですぐ目にすることができる腕時計やスマートフォン、あるいはタブレットやノートパソコンなども精密機械です。
これらは、精密機器としては小さいサイズのもの。
精密機器といわれるものの範囲は非常に広く、こうした小さなものから、病院で使用されるCTやMRIなど人の体がすっぽり入るような大型のものや、宇宙工学で使用される探査機・ロケットといった巨大なものも含まれます。
人の手で動かすツールですが、手軽に持ち運べる小型のものから移動には特殊な車両を必要とするような大型のものまで、非常に幅広く利用されていることでしょう。


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